blog

代表コラム・ブログ

HOME > 全て > 代表コラム・ブログ > 【Blog.9】人事担当者向け「⑦産業医はどうやって選べば良いか? 〜産業医事務所について説明します〜」

代表コラム・ブログ

【Blog.9】人事担当者向け「⑦産業医はどうやって選べば良いか? 〜産業医事務所について説明します〜」

ブログ更新が遅れてしまいました。
さて、今回は、「産業医の選び方」の初回で紹介した選択肢である「③産業医事務所」について説明します。

初回でも挙げた産業医事務所の特徴は以下です。

・産業医である医師自身が経営している(稀に紹介会社が産業医事務所を名乗るケースもみられる)

・ハイクオリティな産業医が多い。得意分野は各々で異なる。

・所属産業医の数は事務所により差がある。

・費用はリーズナブル〜高めまで様々。

・小規模の場合が多いため、新規受付不可の場合もある。

・臨時対応などの融通は、事務所により様々。

一言で例えるなら、「小規模の高級飲食店」というイメージでしょうか?
個人経営の席数の少ない鮨屋、和食店という例えがしっくりくるかと思います。

企業数や年数共に経験豊富で、ハイクオリティな産業医業務を提供しています。
得意分野は各々で異なり、いわゆる産業医学全般を突き詰めた方からメンタルに強みのある方まで様々。

紹介会社を通すなどの産業医業務を継続しているうちに評判が良くなり、自身で事務所を立ち上げるパターンが多い様です。

企業サイドとしては、自社が最も必要としている分野が得意な産業医事務所にお願いすると良いでしょう。
ハイクオリティな業務を提供している一方、費用が高めの所もありますが、リーズナブルな所もあります。

小規模ならではの融通が効きやすい面もあり、紹介会社を通した場合に比べて親身に臨時対応に当たってくれたりします。

また、産業医としての業務責任を負うだけでなく、自身で請け負っているため、最も責任感が強い面も魅力でしょう。

紹介会社所属の産業医が、単にこなすだけの業務になりがちだったり(理由は別回で説明します)、
他の登録産業医がいるため気軽に辞める人もいるのに比べると、最もしっかりしていると言えるでしょう。

デメリットとしては、小規模の場合が多いため、新規受付不可の場合もあったり、広い範囲の複数事業所をまとめてお願いするというのは難しかったりもします。

現在、自社で大きな問題を抱えている、もしくは、現在の産業医のクオリティが低いという場合には候補に挙がってくるでしょう。

実際、当事務所でも、「紹介会社」「健診医療機関」「産業医活動に力を入れていないクリニック」からの切り替え事例が多くの割合を占めています。

以上、産業医を選ぶ上で、基本的かつ留意すべき点について、業者目線ではない専門家目線で説明しました。
次回以降につきましては、産業医療の実情を更に掘り下げて明らかにしていきたいと思います。

→To be continued(続く)...


人事担当者の方へ
当事務所に依頼前提でなくてもご質問は承っておりますので、お気軽に何でもご質問ください。
ご質問はこちらからお願いします。

ウェルストン産業医事務所 
代表 石井辰弥

タグ:

  • 産業医の選び方
  • 産業医
  • 人事担当者様へ