前回は法令遵守について説明しました。
見かけ上の法令遵守だけでなく中身も吟味しなければ、とある企業の様に「安全配慮義務を全うしていない」と判定される可能性も生じてくるので要注意です。
さて、初回で産業医の依頼先として、
①日本医師会など
②産業医業務も行っているクリニック
③産業医紹介会社
④ 産業医事務所
を挙げ、各々の特徴について説明しました。
まず、自身の企業が、これらの内、どれに依頼するのが最適かを考えていかなくてはなりません。
それにはまず、自分の企業がどの様な会社かを確認する必要があります。
ざっと判断基準のポイントをまとめてみました。
まずは下記を照らし合わせる事から始めましょう。
自社について
・事業所の従業員数は何人か?
・事業所は幾つあるか?
・各事業所はどの様な場所、どの程度の範囲にあるか?
・事業内容、主な職種は何か?
・現在、自社で抱える主な問題は何か?(メンタル、労働に伴う身体負荷など)
産業医を探している理由
・事業所の従業員が増えて産業医選任義務が生じた事が理由か?
・現在の産業医が自社で必要な力を備えておらず、対応力のある新たな産業医を求めているのか?
次回以降はそれぞれの判断基準に照らし合わせて、最適の依頼先を考察・説明していきます。
→To be continued(続く)...
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ウェルストン産業医事務所
代表 石井辰弥